『MID NIGHT SUMMER』

 

まるでキミドリとか口ずさみながら

昼からビア飲んでる気分なんだ

一言で表せばグルーヴァー

変哲もないそれは普通さ

言葉じゃない感情がやたら

心地良くなってくる夏はまだら

少し腰を下ろしたくなる日

まるでスチャのサマージャム日和

囲炉裏に日を炊きじっとながめ

冬の静けさを感じて待て

春を越えれば夏が来て

生い茂る緑に感情萌ゆって

uh音しか聞きたくない

角を取って気持ちもほどいて

元あるところへいそげ

フリースタイルのような自由さで

 

 

人間死ぬまで何年

それまでのライフにはいらない反省

反面教師裸な気持ちで

思いのままで帆を描いて

まるでシーサイドリバーみたいな気分

ここがどこかわからなくなるほどチル

見る聴くの他に何がある

金色の週末、ビールが彩る

色濃く、残す、メモリー

メモに残したリリックはいずこに

記憶の裏側、気づけば朝

本当はないもの見つけたかった

踊ろう恥ずかしがらず

こんな曲かかるなら今日は終わらず

パーティーの節目にさしかかると

まるで湯水浸かってたアンモナイト


『ADVICE』 spoken blanco production (Active/空廻)

 

【Active verse】

蓄積されたネガの借金

忘れてみれば人は自由さ

不揃いな義理人情に囚われ

今日も君はどこかで泣いてる

友情を都合よく使うな

本当の愛なら見返りはないな

子供騙しの様な人が群がり

今日も一人消える暗がり

いじめを無くそうと言う大人たち

実は中学の主犯格はそいつで

リアルじゃグロい心の動き

ガンジーみたいなやつも本当は黒い

今日もお気に入りの散歩コースで

晴れてる日曜気分はいい

純粋な想いとリリックノート

空廻が隣 夜明けは近い

 

【hook】

過去より今の話をしよう

自分の足で環境破壊

過去より今の話をしよう

忘れるな君は1人じゃない

 

【空廻 verse】

別に誰も君に興味ない。

だから迷わずに見よう未来。

イケてるあいつの事を見様見真似

してもなんか量産型の人形みたい。

 

俺みたい。

 

別に誰も俺に興味ない。

知ってるさ。だけど俺も懲りない。

幾度超えるだろこのlonely night。頬にlight。

無駄に折り合いつけんのは辞め音に乗りたい。

 

世に対する不満や文句歪んだジョークにして

“こうじゃんか?そうじゃね?”って

おい共犯者にすんじゃねぇ。

色が違う居心地が悪いフィールド魔法に

PeaceとLoveをなんか無理と中指と唾。

 

なぁスマン。“自分こういう人間なんで...”

なんて免罪符にはなんねぇ。狭い振り幅っすね。

俺はもうこっち側でお星様とRhyme中。

Activeが隣。かかってこい夜。

 

【hook】

過去より今の話をしよう

自分の足で環境破壊

過去より今の話をしよう

忘れるな君は1人じゃない


『想い出』

【verse.1】
あの時のparty楽しかったな
そんな事思い出せば
鮮明に思い出すカクテルの味も
初めて知り合ったあの人も
音に揺られてフォトピクチャー
負けそう想い出とのこの戦
この際いっそ全部忘れたい
分かっているのになぜか無くせない
あの人と過ごした時間とか
匂いとか、緑とか
色鮮やかにせんめいに
思い返すのは楽しい事だけ
想い出ってのは一方通行
何年経ってもhiphop中毒
ちょうど、グラスのカクテルもなくなって
バーカンに行けば意識もなくて

【hook】
エンドロールいや、いつも始まり
時間があるだけ音と交わり
馴染ます少し癖のあるやつ
想い出のチェイサーのカクテル

【verse.2】
歩こう、また朝になったら
ポッケにはなんとなくの500円
勢いで買った遊戯王カード
ノーマル、あの十字路の角
「昔はよく、遊んだよな。」
って誰に言ってるのかも分からない
「いつのまにか、背ものびたよな」
心の身長はいまだ変わらない
馬鹿話の数だけ足跡になって
空回りの数だけ友達が増えて
覚えてるのは、人間臭い事ばかり
どれも味のある言葉たち
大人達が言う理想の奴等が
自殺して、僕らがのこって
お金じゃないって分かった言葉の意味
踏みしめ歩こう想い出の道


【Hey Mr.】

Hey Mr. 変わりはないかい?
あの頃のcoffee飲んでFly high
cafeでお馴染みのいつもの席
頼むのは甘さ控えめのmilk shake
忙しい街中で疲れたあなた
Beatが鳴ればストレスは彼方
まるで仕事中の一服みたく
それか久しぶりの乾杯かな?
君が安らぐ場所を探してる。
この曲がそんな居場所になればいいな
求めてるのは一瞬の快楽
その為にペン、止めず綴るone verse.
感覚なんだ、理屈じゃなくて
ドラマにはヤバいBeatがアクセント
Hey Mr.?ダンスホールじゃなくても
この曲聞いて腰を揺らしてよ
Hey Mr. 妖艶のいつか 首元には女神のkiss Mark
This Dance. 終わりが無いと教えてよ
絡ます、心地よい音にベロ



『Atomawasi』

普通に考えてやりたくないこと
あいつの小言、ソレまるごと
一旦忘れてchillしてみないか?
本当は必要ないのかもな
妖艶の明日、夢見る間
曇りガラス取れない埃のワイパー
花金なら、ネガを壊しな
綺麗にフライトする夜の帳は
溶かしな、どうせなら
それで仕事を頑張ってdont give a fuck
稼いだ金で彼女と遊びな
綺麗な金で服をまといな

変わりはないかい?君の方は
僕は相変わらず、こんな感じさ
面倒な事は後回し
それよかしようぜあの話
肩慣らし程度のビートさばき
心で繋がる音楽の形
ジャンルを超えた繋がりがいいな
しがらみシカトで歌書きます
暗がりがやっぱ心地いいのさ
日の明かりは少し苦手さ
バレないトコでpass da shit
また首振って、自然とラスタに
食後のコーヒーとlonely night
嘘ついてないさ本気さ
looseなLIVEでshitはナイス
夜な夜な地下で握り出すマイク


『spoken blanco』 

少し曲がった角度、変わったラップを 
求めて僕はリリックを書くよ 
誰かと同じや似た者同士 
だけども見てみろ今この調子 
きっと誰にも止められない 
外れちまったのさ留め金は 
この音の上で自由にダンシング 
こと、ビートに恋した男子 
ファンシーこの単調なリズム 
韻踏む快感をいつしか気づく 
あまり深く考えてないリスク 
シャープにしなやかに沈む 
空廻、chop childそしてActive 
それぞれの個性混じり合う作品 
これは俺からのタスキ、ラフに 
ビート乗りこなして確信 

春から夏、声絡ます 
四季の感覚、詰めたワンバース 
lowいつもは少し下がった角度 
それでも音楽に時間を割くよ 
止まらないブランコみたく 
ライフを糧にし、作るブランド 
歌うとやめられない達成感 
fuck未だに安定は 

ドラムがなくとも上ネタオンリー 
それでもいつも感じないロンリー 
愛情込めた独学の論理 
自由すぎて逆にアイムソーリー 
こいつは僕らが作ったgame 
メッキ剥がれる安物fake 
fameな音だけ自分のペース 
だけど時にはcase by case 
make my music あくまでここで 
この情熱こうせまで残れ 
ていうか踊れ、ミラボの下で 
輪を作るなら自宅より外で 
出会ったのがきっと運命だった 
このライフにない終点なんか 
あいつはきにする充電ばっか 
俺は先に行くライカシューレースマッハ 


『Tokyo Story』/Tokyo Story ep

東京の雑踏をかけぬけて
忘れかけてたものを探しに行きます
夢行きのバスは今日も停車せず
現場中の眼で八重洲口を睨む
磨く隠したメモ帳に歌詞を書いて
表現者は今日も見えないところで泣いて
明日の飯代を考えてはと働く
閃きの狭間泥臭いものが輝く
そして羽ばたく、発想を超えて
二重線で紡いだアートを終えて
これは紛れもなくオリジナルな一個人の
音楽だから違うんだ君とピント
もっともっと踊らせて欲しいんだ
クソみたいな言葉には目もくれず
365日肩書きがサラリーマンだが
ソウルとリリックノートは肌身離さず

音楽に乗って知らない所まで
君を乗せてどこまでもいくよ
この旅には必要ないのさ広い地図も
まるで完成が分からないままのジグソー

右も左もわからないままこの街に出てきたから
もちろんメッキは剥がれズブの素人
だけどたまに見える成功の色はビロード
そのためならどうでもよくなる今までの思想も
遅刻気味の頭で毎日を過ごす
週末の乾杯の事だけ考え帰路に着く
人生の輝きなんて僕にはわからないけど
わからないものだから面白いんじゃないかって
明日と明後日の楽しいことを考えて
抱く夢枕には希望を携えて
いつかくるその日まで蓄えて
必死に今日を今を生きるんだ
叶える夢と叶った夢じゃ
きっと輝きは全然違うだろ?
さあ、もう時間だよ
新しい扉を開こうか

多分表現者だからといって
音楽家だからといって、君と違う所なんて一つもなくて
言葉を交わして
今日も溢れる輝きに目を光らして
さあどんな人に出会えるだろうか
僕はそんな事を考えたら毎日幸せなんだ
きっと生きてくにはそんな単純なもので
いや、それこそが難しいものなのか
つらつら連ねる文章に目尻
落ちてくる学校のホームルームの最中
窓から木漏れ日が机に降り立つ
さっきまで羽を休めてた鳥も飛び立つ
アーティストだとか、会社の社長だとか
そんなん全く関係ないところで君と
全く他愛のない話がしたいんだ
それを待ち望んで今日も生きるんだ

『旅と、日々』/Tokyo Story ep

全部ぶっこわしてやりたいと
ふがいない1日をふっと振り返る
欲しいものには全然手が届かない
ダンスホールがなければ美女は踊らない
それならばせめて心を小箱にたとえて
僕の書いた歌詞の上でくるったように
踊れるようなストーリーは素通り
苦労し、フロウした所でふと戻り
一人ぼっちにもなれたところさ
なんて言葉を吐く時点で辛いのさ
街灯があっても街中は暗いのさ
この意味が分かるかそんな夜にプライドは
まるで落ちてるしけもくのタバコみたいに
何気ない事柄にすら柄があるように
ふとした世界でアートをえがけ
今日も崩れそうなハートと寝たぜ

俯きがちでくすぶりそこねた所で
今日も街中で倒れこみ、明日を見る
誰かの言った理想論は外れて
希望ってやつがいつも、僕を、かすめて

忘れてしまったら君はどんな気持ちになるだろう
相変わらずの笑顔で笑ってくるだろうか
心の片隅に片付ききらない思いたちが
イタズラに僕の心を刺激するカラスミ
語らずに君は背中を向けて後にする
そんな風景を見て僕はアートにする
だって君との思い出も形に残せたら
いつ何度きも忘れずに踊れるから
水の入ったコップ溢れるくらいなら
人生に例えて飲み干してやるのさ
僕の心には抱えきれない躍動感
後は一つ忘れられない約束が
なあマイメンそこでは希望が見えるかい?
見えないなら一緒になにかやってみないか?
磨いたスキルあの日々を忘れない
それが悪魔でも今だけは気持ちを預けたい

確かにあった物がなくなってる毎日です
それは少しよれた君の愛に似てる
表現の仕方が少し下手なだけ
でも気づいてる心の中身は怪我だらけ
音が無いなら鳴らせばいいのさ
打ち震えるほどに感情的な君のハートを
何度も何度も失敗したらその分だけ
揺り起こすほど想いは踊るんだぜ
明日の事をしのごの考える前に
今目の前の事を対面して描く
純白に無垢なノートを俺なりに汚す
そのためにはいちいち考えてない手数
君は目指す場所が同じかい?奇遇だな
丁度、列車も発射するところだ
乗車券は一つ片道の切符
忘れさせてくれる君の悲しみの記憶


『ロンリーサタデー』/Tokyo Story ep

薄暗い街中を闊歩するなにやら
自分の存在やありかさえも見失ないそうな
時に取り出した画用紙に描いた寂しい少女
朝方のカラスと歯ぎしりと衝動
あの人の言葉はアルコールで忘れて
知らぬ錠剤増えビル群に鬱は隠れて
無くしてから気づいた沢山の物
この街で落としてきた沢山の音
落とし玉も貰う方から上げる側に
待ってろと自信気なこぶしと帰る朝に
本当は根拠なんてどこにもなくて
今日も東京のどこかで泣いているのさ
僕らは宝物なんてどこにあるかもわからないのに
歩くことをやめない旅人なんだ
行く当てない地図を開きながら
新たな仲間と腕を磨きながら

東京ウォーキング朝焼けのモーニング
また知らぬ誰かの寂しげなコーリング
ロンリーロンリー聞こえてますか?
そこではあなたの世界描けてますか?

ぶっちゃけ逃げたい時なんて沢山あった
責任感なんて誰かに預けてしまって
でも覚えてるか?お前があの時言った
付いていきますの言葉が糧なんだ
それはきっと今にも折れそうな枯れ木のような
だけどあるとないとじゃ全然違うのさ
失望したかい?笑ってくれよ
それでもきっとそれが人間なのさ
今日も知らないところで命が消えて
知らない誰かが誰かの命を消してる
家でのんびりとくつろいでる昼に
窓の向こうでは戦争が起こってる
クリスマスの日だし、祝おうという
気持ちこそがきっとクリスタルの光
世界がそんな色で溢れれば
と胸に手を当てる一室のすみ


『昼下がりのメトロ』/Tokyo Story ep

すり抜ける東京メトロ
構想もエゴも無いところまで
つまり、人達の想像の奥
心の片隅、創造と僕
電車の中で揺られてる時
ふと考えてるのはあの子の事で
あの子が考えてるのは誰かの事で
すれ違いを感じて毎日生きてる
行き交う人の波を改札が通してく
それぞれのhomeへ足を伸ばして
そんな風景思う傍らのワンシーン
親の手を引く少女の花柄のワンピ
抱えるリリック帳はスケッチブック
大好きな音楽だけ無限にループ
普段は課題をこなす事に必死で
いつしか大切なものを見失っている
明日の予報すら当てないてるてる坊主
なにを信じたらいいのかと酷く落ち込む
ありきたりな物すら大切にしろという
あなたの完璧主義に何人が倒れたか
空が青いのに理由があるとするなら
まだぼくらの知らない世界があるというのか?
琥珀色に輝く小春日和
こんな時間だけは壊すアイロニー

愛した人はひとりでいいと
いう君の影に隠れた優しい人
8月を抜ける東京メトロ
1番端の席で少々寝言

望んでは無いのに自ら孤独
したためた枕は水玉模様
明日になれば渇いているかな
今日の嫌な事も忘れられるかな
いや、それって楽しかった事や
君と出会えた感動も同じように
忘れてしまうって事なんだろうか
今日感じたこの感情さえ
ワガママ言って時間を戻しても
本当に価値があるのかはわからないけど
考えるのをやめた時点できっと負けなんだ
狭い世界では金魚すら泳げない
日々のしかばねをすてる人間の工場
一方で従業員が思う君の幸せ
明るい明日をのぞむ小さな世界で

今日も 今日も


『記念日』/Tokyo Story ep

記念日


明日は何をしようか?
そう、彼女は幸せそうに呟いた
赤裸々な8月に浴衣姿の君
忘れかけていた不幸せの意味
繰り返し作り上げてきた僕らの夏は
暑さを、忘れるくらい毎年毎年
胸が踊り眺めていた線香花火
夏の夜をパレードの様に引く演奏家たち
喧騒ばかりに目が行きがちな毎日に
大丈夫と手を引きいつしか愛人に
そうだ僕らの毎日の幸せはこれなんだと
言葉じゃ伝えきれない何かを感じた
大部分の人はありきたりだよと
僕がまた嫌みたらしく世間を汚せば
君は噛んだストローを離してふっと
あなたらしいねと僕に呟くんだ
僕らの記念日に料理人が腕をふらす
僕らは想像もできないほどの夢と暮らす
そして明日になればまたいつものように
固い作業着を着て都会に足を向ける
小学生の頃はありがちな夢を見て
中学生の頃は背伸びした夢を見る
高校生になった時現実を見据えて
そして大人になった僕らは手を繋ぐのさ

毎日を歌う光り輝く日々へ
きっとこれが僕らが歌う意味で
いくつになっても想い出の場所へ
あの夕陽の様に背中が丸くなるまで

上手く笑えない時がよくあるんだと
少し俯きがちに彼女に相談をしたら
全く気にしてないようニコッと笑って
それはあなたが素直な証拠だと言ってくれた
僕の人生に価値があるとしたら
あなたを守る、たったそれだけの使命
折れかけの日々でも君がいれば大丈夫
スーツに袖を通した等身大のサイボーグ
例えば貧乏をしながら毎日を過ごして
記念日にはちょっと背伸びをした料亭に行く
毎日通ってる人と輝きが違うのは
思いやりの部分だと僕は思うんだ
人にはきっと生きている意味が必要で
それがないと、まるで地上の魚みたいに
いつしか枯れてなくなってしまうだろう
そして愛が水の代わりをしてくれるんだ

年月が経ち増えたシワの数
良い歳になっても僕は今を書く
足が悪くなれば片方が膝を貸す
もっともっと歳を取れば片方は港立つ
白髪の2人縁側で夕焼けを眺めて
優しい音楽が心を温めて
自然と笑みがこぼれる日を共に過ごして
歩く道のり、同じ苦労をして
今日という日に意味があるとすれば
なにか僕がやり残した事はないかと考える
君の笑顔瞬間流れる微笑み
俺はそれを戯けりながら今日も
少しバカにしたように
言ってるいつも君の言葉の中を結ってる
ああそうだ、これが幸せなんだと
また僕は実感しちまうんだ
明日になれば忘れる事も
今日の日記としてまた一つ残せばいいじゃないか
僕はそうやって毎日を生きてく
君と隣2人足跡を残してく

『13番目の教室』/Tokyo Story ep

「色のない毎日が続いたんです」
とある学校の自殺した生徒の遺書の言葉
これは少年の永遠に近い中学の日記
綴り残された精神を銃殺の印
うねるような桜の中始まった学校
これからの事を純粋に楽しくしてた発想
アートとも捉えられる程澄んだ心
だけど逆にそれが生んだ物と、
とても寡黙な少年だった
だけど内面はとても優しかった
無口な人ほど人への愛は強いものだ
そんな初春向けられた黒い言葉
「友達ができたとでも思ったか?」
フリをしてわざと近づき一年が過ぎた1月に
彼らから言われた言葉の意味がわからなかった
その瞬間熱い感覚が頬を走った

走り書きの作文で想いを綴る
これは数年前の彼の記憶を移す
目まぐるしくも過ぎてく生活の中で
文面を音に変換し奏でる

思い出せば楽しい思い出だけだったなあって
思い出せないやつの気持ちにもなってみろよ
黒い煙が立ち上る八月の祭囃子
天国に行った少年の話
形がないものがこんなにも手に入りにくいものだったなんてと
ボロボロの教科書見て1人思った
ボロボロと涙が紙をにじませ
貧乏ながらも親が買ってくれたそれを眺める
着慣れた服の袖は跡で色褪せて
僕は生きていくという事に命がけで
だけどそれすらも口にしなきゃわからない
こんなにも強い眼差しでうったえていたのに
下ばっか向いてないでって
下しか見る事が許されない状況だったんだ
許された自由は登下校の家までの道のり
勢いで向こうの世界へ足を延ばす

交差点の向こう側命を落とすのに苦労はない
苦悩から生まれた麻痺した精神
全員が悪者に見えた小さな教室
息を引き取ったさらに小さな病室
消失それが僕の人生にはよく似合う
生きてきた感想を聞かれても特になく
強いて言うならば庭に咲いたコスモス
学んだ優しい心は時に毒を持つ
君の言う幸せは僕の言う不幸せで
君の言う友達は僕に言わせれば無知なだけで
内輪だけで作った思い出がそんなに綺麗か?
表っ面の友達ごっこにも見飽きた所さ
いや、本当は羨ましかったんだ
嘘でも最後まで突き通して欲しかったんだ
折れた車のカーブミラーが喉を突き通した時
涙で滲んだ目で見えたおぼろ月

生まれてくるときはとても温かったはずなのに
なぜだろう今は、とても冷たい
血の色はこれでもかってくらい紅
だけどなぜだろう今は驚くほどに冷たい
家族で笑ってみたバラエティー
もう言ってはもらえないおかえり
子供の頃言った大人になったらお返し
そんな母親でさえもう、会えない
それすら超えるくらいに辛かった
心は闇や、混沌のように暗かった
最後にあいつに叩かれた時は
慣れすぎて感情のない涙が床に落ちた
お前らの中では面白半分
反面してかききれないほどの殺しの作文
いつかこの詩が誰かに届いた時
この日がもう2度と来ないことを願おう


『時間を超えて』/Tokyo Story ep


時間を超えてあいにいくよ
この気持ちをもし愛と言うならば
あの時の気持ちは嘘じゃなかった
あの約束は嘘じゃなかった

あの頃に戻る一瞬だけでも
思いは強く思い出す遠い夏
残酷までにひりつく熱さ
家にいればいいものの外に出た
いつもあの4人で遊んでた
8月6日事件は起きた
暴走した車にひかれ帰らぬ人に
俺だけ残され、10年がたった
六歳の俺は理解できなくて
飛び散る血しぶき実は一途に
友達ながら片思いしてた
あのこも、アホなあいつも、
その日は確か、ゲームを借りてて
返そうと思って持ってきてて
赤く染まったゲームのジャケ
あの子の真っ白のレースの破片

時間を超えてあいにいくよ
この気持ちをもし愛と言うならば
あの時の気持ちは嘘じゃなかった
あの約束は嘘じゃなかった

ショックの笑みで帰ったpm 3時
太陽サンサンまだ明るいよ
ひきつり笑顔で涙が流れる
神様はなんて残酷なんだ
夜になり僕の部屋で
横になって天井を眺めても
いつまでたっても明けない夜
負の感情の連鎖で待てない僕
なんで俺だけなんだろうな
神様は皮肉なもんだよな
とか悲しい気持ちという前に
メランコリーな六歳の少年
10年後の今八月六日
毎年毎年忘れてないさ
空を眺め振り返ってる
なああの冒険にまた出かけようよ

思い出す遠い夏の事
あなたは今笑っていますか?
いじめられたりとかはしてませんか?
なにかあったらすぐにいくからと
拳をあげ元気にやってるよと
空を眺め一人で呟いてる
そしたら冷たいものが目からでてきて
口に入ったら塩辛くてさ
音楽室、覚えてる?
先生と一緒に弾いたピアノの曲
皆で歌ってた歌のことさ
今では俺の大好きなメロディで
端の方でつまんなそうにしてるやつとか、思い出せばさ
俺らはみんなで歌ってたよな
それが確かこんな曲でさ