Tasogare

遠くボールを投げていくよ。

公園じゃ禁止だから脳内のイメージの黄昏に。

ここ最近胸中を蝕むエモさ

重たげに抱えて野暮用からの帰り。

 

正直食欲をなくしているせいで少食気味で遠のく生命活動維持。

死ぬほど寂しくてあったかい光

求めてるくせに向かうは全然逆の道。

 

 ねぇ、なんでそんなステキに笑うの?君は。

のんびりな俺には眩しい程に元気だ。

現金は持ってないし

火遊びは厳禁な俺なんかつまんなくね?

恋なんて迷信さ。

 

死に物狂いで鞄の中に集めた価値観を一度も古いだなんて思った事はなくて。

遠出が苦手ななバックパッカー。

ラップばっかやってるとどこでもどこでも行けて楽なんだ。

 

1・2・3 

3拍子で揺れていく秒針が支配してる世界の猛烈な狂信者。

上品さシカトした方が調子いいんだ。

真似はしないけどさ憧れていたクレヨンしんちゃん。

 

世界の反対側を一緒に観に行かないか?

と耳にサファイヤをつけた科学者が訊く。

“ようこそ量子力学の世界へ”と言ったと同時に開くドアの向こうが常識になる。

 

僕はどっちにもいるから。

君のいる側の向こう側で

君が出来なかった事をするから。

安心してよ。

ラップばっかやっていたおかげで

どこにいても、

どこにでも

僕は行けるんだ。

 

ほらね。

 

思いついてたどり着いた公園でchill。

余計なもんはいらないって証明出来る。

ヘルメットかぶりながら自転車を練習する

少年を見つめてるお父さんも熱中。

 

しりとりみたいに君と父としての自分が連続して現れる。

大丈夫。また会える。

夕方が長く続く夏が好きだ。

8月にはもう寂しくなるくらい夏が好きだ。

 

 

遠くの祭囃子も消えて

カラフルな灯りと生温い風。

こんな知らない街を歩くのが楽しいって知らなかったんだ。

 

hey

モヤモヤとする心に除湿機を取り付ける事を試みるも落ち着き

“ぼんやりしてるから保っていられるんだ”と

朧月夜眺めながら楽しむ散歩道。

 

僕を好きと想ってくれる人のありがたさ。

だけど不器用で今の僕じゃ間に合わない。

黄昏は太陽の夜の憧れさ。

しょうもないアホたれさ。

 

じゃあ行くね。