ゆるむとゆるすは似ていて

【Verse.1】

Yo

ありふれた毎日。

愛する素朴な人と街。

ここで痛みで悩む人を癒すのが僕の仕事だ。

 

あなたが生きたいように生き

行きたいところに好きに行けるように

全力を尽くす。

心から天職だと思ってる。

 

今日の患者さん。

腰押さえて不安な顔。

「先生なんとかしてこの痛みを引かせて下さい。

休む訳にはいかないのに身体が言う事を聞かない。」

わかりました。

ではまず聞いて下さい。

私の話じゃなくて。

 

【Hook】

それは身体が何か言おうとしていて

私思うんです。

ゆるむとゆるすはとても似ていて

大切なあなたが

そのままじゃ壊れてしまうと知って

あなたの身体はそれを決して許しはない。

 

さぁ叫ぶ身体よ

どうか教えて下さい。

その固くなり頑なに張った肩に語りかけて触り

Wow wow

この辺りが無理してたんだね。

きっと良くなるから

今は我慢しないでいいんだよ。

 

アロー

アロー

許しの矢を。

苦しかったろう?

もう大丈夫だぞ。

 

【Verse.2】

朝は7時前に着いて

夜は10時くらいに帰る。

それを1人週6の業務が僕の仕事だ。

 

まだまだ時間が足りない。

身体増やして働きたい。

日曜は急患や勉強会。

ありがたいし当たり前。

 

人様に迷惑かけてまでしたい贅沢はない。

まずは生活が大事。

リアルに電卓を叩き。

自分の好きな仕事やれてしかも一応食えんだぜ?

甘えんな。

俺にお盆もゴールデンウィークも1億年早え。

 

Yo

先天性甲斐性なし。

背負う償いは一生涯。

不安で大損害想像して

情けねぇ

車内でパニック障害。

 

俺の長所なんて人柄と頑張ることだけしかないんだから

怠けていい立場じゃないし

疲れたって歌詞を書け。

 

俺がゴミ捨てや皿洗いすると

いつもお礼言ってくれるけど

それ以外君がやってくれてるんだから

とても敵わない。

 

もらった膨大な円も恩も全部返さないといけない。

ありがたいしか言えない。

何も大したことできないのに。

 

真っ白のドレス。

上下バッチリの俺。

照れ笑いしながら1番のダチが撮る

ガチのポートレート。

 

ささやかだけど換気やマスクして結婚式。

感極まる親父。

君は嬉しそうにこっちにもあっちにもお礼。

すごい綺麗で。

 

もうわかってたんだよ。

「ない」というより「愛」の方がいいと。

 

自分の幸福も地獄も愛す。

痛みだって1つの合図。

前を向いてopen your eyes。

喉が詰まってる。

 

怖かったんだよ。

緩んで自分を許してしまうのが。

自分に問うよ。

今目の前にある光を見ようとしないのは

本当に誠実と呼べるのかい?

 

【Hook】

きっと身体は何か言おうとしていて

僕は思うんです。

ゆるむとゆるすはとても似ていて。

 

大切な何かが

離れたら壊れてしまうと不安な時に

この手は決して緩みやしない。

 

未だ中吐露。

だけど今じゃ言う程

実は辛くないんだ。

それは君が隣にいる事で。

Wow wow

喉を絞める手を今離す。

ほらちゃんと俺も幸せだって言っていいんだよ。

 

アロー

アロー

許しの矢を

苦しかったよ。

もう大丈夫だよ。

 

アロー

アロー

アロー

許しの矢を

嬉しかったよ。

もう大丈夫だよ。

もう大丈夫。