『地獄で笑え』解説③

はじめに、はじめは、はじまり、③

 

地獄、というのは当然だけど、“イベント”ではない。

“瞬間”なようでもあるけど、やはり“環境”とか“状態”であると思う。

 

“狂ってる人”と“普通の人が狂った”ではやはりニュアンスやタイプは全然違くて、

レベルやどちらがどうとかの話では全くなく、

 

繰り返しになるけど、やはり“地獄”というのは“瞬間”なようでもあるし、その瞬間があるからこそ“状態”なのだ、という気もするけど、ニュアンス的には“狂ってる人”と同じなのだと思う。

 

その上で、そうなると、“今本当に地獄である”という人は、少ない気もしてくる。

 

“私はその人と比べたら全然マシで地獄とは言えない”

 

でもその“状態”こそが本人にとって“地獄”じゃないのかと思う。

 

“極端である事が重要であるとは全く思わないタイプ”

 

なので、むしろ途方もない中途半端の方が、地獄であるような気もするし、

 

というより、今あなたが比較した地獄というのはあなたも一緒に存在している環境であり世界なのだから“地獄”なのだと思うし、

 

何より地獄は逃げられないから地獄なのだ。

 

だからこの世界は“地獄と認識している人間”と“地獄と認識していない人間”のどちらかなのかと思う。

(いや本当は4つに分けてるけどそれは後ほど。)

 

そろそろ前置きはやめて、次回から曲ごとの解説をしていきたいと思うのですが、最後に。

 

この作品は、僕自身の為にも作ったし、つまりはこの作品と縁があって出会う事が出来たあなたの為に作りました。

 

でもそれとはまた少し特別な感情で、

 

ある3人に向けて作ってます。

 

いや1人はもう楽勝で自分で解脱してしまっているから(笑)

実際は2人かな!

 

でもそれは一つの要素として頭の隅に置いて聴いてくれれば大丈夫です。

 

“地獄”で苦しむ人の何割かが僕の作品で、少しでも生きやすくなってくれればそれで僕は本望です。 

 

さて!もとより地獄のこの世界!

どう生きようか!!!